はちみつの栄養価が高いことはよく知られていますよね。
食品として利用するだけではなく、多くの化粧品にも配合されています。
- 直接肌に塗ってみたら効果はある?
- はちみつパックってどんな感じ?
- はちみつは保湿成分があるって聞いたんだけど・・
このように興味があるけど一歩が踏み出せないあなたに、この記事がきっと役に立つはずです。
実は、私は以前から時々使っていて、はちみつの効果を実感しています。
ここでは、はちみつパックの方法やポイントなどを詳しくお伝えしますね。

目次
人気のはちみつパックって?

はちみつパックとは、その名の通りはちみつを直接顔に塗る美容法です。
栄養価が高いはちみつだから、直接顔に塗っても良さそうですよね。
べたつき感がクリアできれば、取り入れてほしいケアのひとつです。
はちみつの成分とは
はちみつにはさまざまな栄養素が含まれています。


調べてみると、女性にうれしい成分がいっぱい♪
糖 | グルコース・フルクトース・マルトース 他 |
有機酸 | グルコン酸 |
酵素 | ジアスターゼ ・ホスファターゼ |
ビタミン | ビタミンC・ビタミンB1・ビタミン B2・ナイアシン |
ミネラル | ナトリウム・リン・鉄・カルシウム・カリウム マグネシウム・銅・亜鉛・マンガン |
アミノ酸 | バリン・ロイシン・イソロイシン・アラニン アルギニン・リジン・アスパラギン酸・グルタミン酸 |
ポリフェノール | カフェ酸・p-クマル酸・フェルラ酸・ケンフェロール・クリシン ケルセチン・p-ヒドロキシ安息香酸・バニリン酸・バニリン シリングアルデヒド・ガランギン |
ビタミン類やアミノ酸、さらにポリフェノールまで入っているんですから、積極的にとりたい食品と言えます。
気になるカロリーですが、上白糖が100g当たり384 Kcal、これに対してはちみつの糖分は、ブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)で294 Kcal。

参考:みつばち健康科学研究所
はちみつパックで期待される効果
はちみつパックの効果として、まず挙げられるのは「保湿」です。
あなたもはちみつの保湿効果はご存じだったかもしれませんね。
ここに興味深い実験結果があります。
みつばち健康科学研究所が保湿作用について実験し、はちみつと保湿剤(グリセリン)を比較しました。

引用:みつばち健康科学研究所
グリセリンは、化粧品にもよく含まれている代表的な保湿材です。
このグリセリンと同じくらいの保湿作用があるなんて、はちみつは恐るべし!ですね。
はちみつは空気中の水分を取りこむ性質もあるんだとか。
なので、お肌の乾燥に悩んでいたら、はちみつパックはとても有効だと言えます。
さらに、はちみつには殺菌効果もあります。
グルコン酸がニキビの原因となるアクネ菌の増殖を抑えてくれるんです。
また、はちみつの成分をよく見てみると、抗酸化作用をもつポリフェノール、メラニンの生成を抑えるビタミンC・ビタミンB1・ビタミン B2が含まれ、老化予防やシミなどにも効果が期待できそうです。
カラダの内側からだけではなく、外側からも使うことができるはちみつは、とっても優秀な万能選手と言えますね。
はちみつパックの方法
はちみつパックの方法はとっても簡単。
毎日仕事に家事に忙しい なちゅ肌世代にとって、時短の簡単ケアはうれしいですね。
- 洗顔した清潔なお肌にはちみつを塗っていきます。
引き上げながら塗るとgood! - 数分そのまま放置したあと、ラップをかけます。
鼻のあたりは開けておきましょう。 - 5分ほどして洗い流します。

ただ、ベタベタするので、髪につかないようにシャワーキャップをかぶるなど
準備をきちんと整えてから、はちみつを手に取ってくださいね。
ラップは、はちみつの浸透を良くしてくれるのでおすすめです。
少し上に持ち上げるようにしながら顔を覆うといいでしょう。
はちみつパック後は、いつものケアをしてくださいね。
しっとり、もちもち肌を実感すると思います。
顔にラップをする理由
食品、調理用のラップをお肌のケアに使うことをラップパックと呼びます。
どの家庭でも常備しているラップをスキンケア時に顔を覆うことで、お肌の潤いを保ち、美容成分がお肌に浸透しやすくなると言われています。
はちみつパックの場合も同じですね。
はちみつが垂れるのを防ぐ、という理由もありますが、ラップがお肌の水分の蒸発を抑えてくれます。
さらに、はちみつの美容成分がより浸透しやすくなり、潤いのあるモチモチ肌へ導いてくれます。
ただ、注意すべき点もあります。
お肌が炎症を起こしていたり、状態が弱っている時は使用しないほうがいいかもしれません。
また、ラップは使い捨てです。
いちど使用したものは使用しないようにしましょう。
はちみつパックを試してみた!
では、私の肌でやってみまーす♪
普段は入浴後にすることが多いです。
お肌が柔らかくなっているし気分もリラックスしているのでパックをするにはイイ時間です。
必要な材料はこれだけ!

- はちみつ
- ラップ
基本、はちみつとラップがあればできます。
はちみつは、国産のリンゴはちみつを選びました♪
はちみつを手に取る前に、シャワーキャップをかぶったりラップを切っておいたり準備をしておきます。
はちみつパックの手順


1.はちみつ(大さじ1~2ほど)を手のひらにとります。

2.はちみつを全体に伸ばします。
ほほのあたりから外側に向かって、そ~っと伸ばします。
指に取りすぎると垂れるので気を付けましょう。

3.ラップで顔を覆ってしばらく放置します。

準備していたラップをあごのあたりから覆っていきます。
顔をキュッと引き上げるような感じで、リフトアップしておきましょう。
4.洗い流します。
約5分経ったらぬるま湯で洗い流します。
丁寧に、やさしく洗います。

はちみつパックを試した感想

はちみつを塗るときは、思っていたほど不快感はありませんでした。
トロっとしたテクスチャなので、スムーズに伸ばせます。
お肌に負担をかけないように、優しく伸ばしたほうが良さそうです。
半分だけだったせいか、ラップをしてもあまり蒸れたようにはならず・・・。
ただ、息をするたびにラップが鼻と口にくっつくので空気穴は必須です。
鼻のあたりをはさみでちょっと切ったほうがいいですよ。
洗い流した後はすっきりした感じ♪
パックをしていないパーツと比べると、少しお肌が柔らかくなったような気もします。
パック後はいつものスキンケアでお肌を整えました。
今回は 昼間にパックをしてみましたが、やはりおすすめは入浴後です。
入浴に行うほうが毛穴も開いているし、体温も上がっていて気持ちがいいです。

はちみつにプラスワンでさらに美肌~応用編~
はちみつと相性のよい食材を加えてパックしてみましょう。
はちみつにオリーブオイルをプラスしてエイジングケア

オリーブオイルの成分はオレイン酸やリノール酸、ビタミンE、ビタミンA、そして
ミネラル、ポリフェノールです。
これらの成分を聞いただけでも、美容に良いということが分かりますよね。
お肌のハリやツヤなどの皮脂の多くはオレイン酸でできているのです。
また、ビタミンEやビタミンA、ポリフェノールは抗酸化作用が高い成分。
なので、オリーブオイルも積極的にはちみつと一緒に使いましょう。

また、ココナッツオイルも美容に効果が期待されるので、ぜひ使いたいオイルです。
一時期、すっごく人気でしたよね。
中鎖脂肪酸を多く含み、ダイエットに良いと言われていますが、強い抗酸化作用を持つトリコトリエノールも含んでいるので、美容の面もサポートしてくれるスーパー食材なのです。
手持ちの美容液やクリームに はちみつをプラス

そのままお肌につけてしばらく放置するパックが一般的ですが、化粧水や乳液などに混ぜてもいいです。
その場合は1滴程度がイイと思います。
はちみつはトロミがあるので、なかなか1滴は難しいかもしれませんが、入れ過ぎないように注意しましょう。
いつもの化粧水にトロミが加わり、顔につけるとしっとり感が増しますよ。
ただし、はちみつを入れ過ぎるとべたつき感があります。
パックに使用するはちみつを選ぶポイント

お肌につけるのですから素材にも気を配りたいものです。


選ぶ時の参考になるように、選ぶポイントを押さえておきましょう。
天然のはちみつがgood!
蜜から作ったはちみつをそのまま採取し、不純物をろ過して取り除いたものです。
加熱処理はしていません。
ここで注意したいのは「純粋」と記載されたはちみつです。
「天然」と「純粋」は違います。
「純粋」と表示できるはちみつについて、
【精製蜂蜜を使用せず、かつ、添加物を一切加えない物】と定めていますが
加熱処理された加工はちみつも、「純粋」と記載できるのです。
ほんと、紛らわしいですよね~。

加熱処理されたはちみつは栄養価が劣るので、美容効果を期待するパックとして利用するにはNGです。
スーパーで売られている安価のはちみつは、コレが多いです。
天然はちょっと高価です。
また、天然のはちみつは結晶化します。
種類や季節によって結晶化する時間が違ってくるので、一概には決めつけるのはどうかなと思いますが、ひとつの目安にはなると思います。
はちみつ産地にも気を配る
国産のもの、またはカナダ、ニュージーランド、アルゼンチン産のものを選ぶと間違いありません。
天然のもので産地や原料にこだわると、価格もそれなりに「高級はちみつ」になってしまいます。
手軽な手作りパックでキレイを目指そうと思っているのに、これでは市販のパックよりも高価なケアになってしまいます。

財布と相談しながら、はちみつのラベルに書かれていることをよく確認して選びましょう。
高級すぎると、はちみつは結晶化しやすいですからパックに使用するには、とても扱いずらいです。
「そこそこ」のものを選んでくださいね。
参考:はちみつのページ
はちみつパックの3つの注意点
美容効果が高いと言われるはちみつパックですが注意点(デメリット)もあります。
体質によってはアレルギーをおこす場合があります。
顔にパックする前に、見えないところでパッチテストを行いましょう。
・使用頻度や量に注意!
お肌が敏感な時はトラブルを起こしやすいです。
パックは控えるようにしましょう。
また、顔に塗る量も塗りすぎないようにしましょう。
量が多すぎると、洗い流すのに時間がかかり、お肌へ負担がかかりますよ。
・はちみつパックの使用時に違和感を感じたら、すぐに洗い流して様子を見ましょう。
症状がひどい場合は自己判断をせず、皮膚科へ相談しましょう。
栄養価が高いはいちみつですが、体質的に合わない人もいます。
心配な場合は、顔ではなく腕の内側などでパッチテストをしてくださいね。
市販されているはちみつパック


りえちゃんみたいな、めんどくさがり屋さんにはピッタリかも。
疲れていたり時間がない場合は、市販されているシートパックを使うのもいいですね。
塗って寝るだけのクリームタイプも人気です。
発酵ローズハチミツ ミルクセラミドマスク(HABA ハーバー)

スキンケアの人気ブランド「HABA(ハーバー)」のはちみつパック。
ミルク由来セラミド(スフィンゴミエリン、乳エキス、乳糖)
大きめのシートで顔をしっかりと包むことができます。
たっぷりと液がしみこませてあるので、取り出すときの液だれに注意してくださいね。
マヌカコスメ B&Hココマスク15+(マヌカライフ)

知る人ぞ知る「マヌカライフ」のシートパック。
週に一度のスペシャルケアとして、とっても贅沢なマスクなんです。
保湿・ハリ・引締め成分に、8種類のアミノ酸がたっぷり配合されています。
植物プラセンタ、8種のアミノ酸など
3Dネット交差構造の生物繊維のシートなので、お肌への密着度が高いです。
そのために、ぴったり吸着するので多少動いてもずれ落ちてきません。
ココ、ポイント高いですよね。
ハニーラボ パック(山田養蜂場)

はちみつ入りの化粧品といえば、やはり「山田養蜂場」です。
シラン根エキス、マリンコラーゲン、ラベンダー水など
塗って寝るだけの簡単ケアです。
ほんとに疲れている時って、夜のスキンケアさえもやりたくないですよね。
この「ハニーラボ パック」は寝ている間にふっくらツヤ肌にしてくれるパックなんです。
塗って寝るだけですから超カンタンです。
まとめ

はちみつパックは私も気に入っているケア方法です。
手軽にできますし、高い美容効果も期待できるので積極的に取り入れていきましょう。
ただ個人差があり、体質やお肌の状態などで効果も違ってきます。
やりすぎてお肌に負担をかけないようにしてくださいね。
・アレルギーが心配な場合はパッチテストをすること
・加熱処理されていない天然のはちみつを使用する
・塗りすぎず、時間も置きすぎない
・肌トラブルがある場合は使用を控える