乾燥肌だからニキビなんてできない・・って思っていませんか?
20代後半から30代以降、大人になってできるニキビは、新陳代謝が活発な10代の頃のニキビとは違います。
- 乾燥肌なのにニキビができちゃった!
- 急にあごにできたニキビを何とかしたい!
- 乾燥対策とニキビケア、どっちを優先させたらいいの?
こんな悩みは今すぐ解決しちゃいましょう。
大人になってからできるニキビは原因はさまざま。
お肌の状態やライフスタイルも関係していると言われています。
ですから、乾燥肌だからニキビとは無縁だという考えは大きな間違いです。
「乾燥肌だからニキビができる」と思ったほうがいいですね。
ここでは、乾燥肌のニキビを改善するスキンケアの方法をお伝えしています。
あなたのケアの参考にしてくださいね。
目次
乾燥肌はニキビができる原因に

思春期ニキビと同じようなケアをしていませんか?
10代の頃にできるニキビは主におでこや鼻に発生します。
思春期特有のホルモンバランスにより、皮脂が過剰に分泌されることが原因です。
ですからいつも清潔に、こまめに洗顔をしましょうと よく言われますよね。
乾燥肌にできてしまったニキビを改善するには、
10代の頃のように一日に何度も洗顔をするのはNGです。
これではますますお肌が乾燥してしまいます。
「お肌が乾燥すること」がニキビができる大きな要因になっているのです。
バリア機能が低下し、ターンオーバーが乱れたお肌はニキビができやすい状態です。
もしかしたら、あなたのいつもの習慣が間違っているかもしれません。
間違ったケアを続けていてはニキビはひどくなるばかり。
この機会に今までのケア方法を見直してみましょう。
以下の項目は乾燥肌にはNGな内容です。

□ ニキビができるのは脂質が多いからだと思っている
□ 顔を必要以上に触る癖がある
□ 洗顔時は熱めのお湯で洗っている
□ 熱いお風呂が好き
□ 洗顔後は化粧水だけで済ませている
□ さっぱり系のアイテムを使っている
□ クレンジングはゴシゴシと念入りに行っている
□ オールインワンタイプだけでスキンケアを済ませている

ニキビができると、皮脂の過剰分泌を抑えれば改善すると思われがちですが、それだけでは厳しいです。
自分の生活習慣を振り返り、その原因を探ることはとても大切です。
何気ない習慣がお肌の乾燥を促進させ、ますますニキビを悪化させているかもしれませんよ。
【私の悲しい体験談】
実は私も乾燥肌です。
混合肌に近い乾燥肌・・といった感じです。
ニキビに悩まされたのは社会人になって2年目くらいの頃です。
10代はあまりニキビはできず、けっこうキレイな素肌でした。
日焼けはしてましたけど笑
私の失敗談、恥ずかしいけど暴露しちゃいますね!
今思えば、食生活もいい加減だったし、不規則な生活だったような気がします。
そんなストレスだらけの生活を続けていたら
あごのあたりにポツポツ・・とニキビが出現したんです。
俗にいう、Uラインです。
気にして触っていたら、あっという間に赤く炎症を起こしてしまいました。
これで終わればよかったんですけどね・・実はこれだけではなかったんです。。
ニキビができたということは
「不潔だったからだ、洗顔が一番だ・・!」と思って(ほんと無知でしたね~)
市販されているプチプラ洗顔料でゴシゴシ、バンバン洗っちゃったんです。
そしたらキレイになるどころか、顔中に吹き出物ができてしまいました!!
ほんとは生活習慣を改め、保湿ケアをしないといけないのに
バリア機能の低下を促進するようなケアをしてしまったんです。
正しいケアの方法を知らない頃、とんでもないことをやってしまいました。
正しい知識を身につけ、お肌に合ったケアをすることはとても大事なこと。
また、不規則な生活やストレスはホルモンバランスの乱れや免疫力低下の原因になります。

乾燥肌のニキビ対策 Q&A
かくことでヒスタミンが誘発されまたかゆくなり悪循環です。
さらに周囲の皮膚が腫れて毛穴が詰まりやすくなります。
消炎作用がある化粧水でのコットンパックはOKです。

A. つぶしたくなる気持ちは分かりますが、自分ではつぶさないほうがいいです!
凹みなどの傷になってしまったり、赤く炎症を起こしたりすることがあります。
どうしても気になってつぶしたい場合は
皮膚科に相談しましょう。そのニキビに応じた処置をしてくれますよ。

A. ニキビ用だと謡っているアイテムの中にはエタノールやサリチル酸を配合しているものが多いです。
皮脂を抑える働きが強いのでお肌を乾燥させてしまいます。
なので乾燥肌にはおすすめできません。
ニキビ用のアイテムがすべてNGという訳ではないので購入するときに成分を確認しましょう。
色素沈着を抑えてくれる働きがあります。
なんとなく、「ニキビややけどにオロナイン軟膏」というイメージですよね。
ですが、多くの効果は期待しないほうが良さそうですよ。
オロナインの主成分はクロルヘキシジンです。
消毒薬と同じ成分で抗菌作用があるので、初期のできたてのニキビには有効かもしれません。
ですが痛いくらいのニキビなら迷わず皮膚科で相談しましょう。
乾燥肌の大人ニキビを改善するスキンケアの方法

「ニキビ=脂っぽい」という思い込みは今日で終わりです。
あなたのお肌に必要なことは「バリア機能が低下し乾燥したお肌を保湿する」こと。
そして決してニキビを触ってはいけません。
刺激を与えないようなケアを続けていきましょう。
クレンジング、洗顔

刺激の少ないクレンジング料や洗顔料を使うことが基本です。
拭き取るタイプのクレンジングやオイルタイプは避けたほうがいいです。
オイルタイプのクレンジングは、洗い流しが不十分だとニキビ菌のエサになることがあるようです。
また洗顔料もモコモコ泡で優しく洗いましょう。
ニキビができていると、つい洗いすぎてしまうかもしれませんが洗いすぎはNG!!
お肌がますます乾燥して角質が硬くなり、毛穴が詰まりやすくなってしまいます。
最近は、W洗顔不要のクレンジング料も登場していますから、それらを使ってみるのもいいですね。
クレンジングや洗顔はお肌に負担がかかりやすいので、無添加で刺激が少ないアイテムを選ぶことが大切です。
化粧水や美容液で保湿

化粧水はビタミンC誘導体配合のものがおすすめです。
ビタミンC誘導体には、皮脂分泌をコントロールしニキビを抑える作用があります。
化粧水をつける時はパンパンをお肌をたたかないでくださいね。
優しく優しく、手のひらで包み込むようにつけましょう。
そして、ヒアルロン酸やセラミドを配合している保湿美容液でしっかりと保湿をしましょう。
素人判断で市販の塗り薬を使うことはおすすめできません。
また家族が使用している塗り薬もNG。
症状がひどい場合は皮膚科を受診しましょう。
ニキビが気になる時のメイク

大人ニキビができてしまった時のメイク・・悩みますよね。
すっぴんで外出はとても勇気がいります笑
とはいえ、ファンデーション類はお肌に負担をかけてしまいます。
ニキビができている時は、油分を多く含むクリームタイプやリキッドタイプは避けましょう。
毛穴をふさぎ、ニキビを悪化させることもあります。
また化粧下地もニキビによくありません。
ファンデーション同様、毛穴をふさいでしまいますし、UVカット数値が高い化粧下地は、その分お肌への負担も大きくなります。
つまり、保湿美容液のあとに、直接パウダーファンデーションかルースパウダーがおすすめです。
市販の塗り薬
乾燥肌の大人ニキビは「保湿」を最優先したいところですが
市販のニキビ用クリームを塗るのもひとつの方法です。
● 抗炎症作用・抗菌作用がある塗り薬
グリチルリチン酸(抗炎症)、レゾルシン(殺菌)が含まれています。
刺激が強いので注意が必要です。
● AHAを含む塗り薬と化粧品
AHA(アルファヒドロキシ酸)はピーリングに使われる水溶性の酸です。
石けんや拭き取り化粧水などに使用されているので、目にしたこともあると思います。
医師が処方する塗り薬や飲み薬
大人ニキビの初期の段階ではセルフケアはできますが
間違ったケアで重症化してしまった場合は、専門医に相談することになります。
一般的に飲み薬と塗り薬が処方されます。
飲み薬は、抗生物質や炎症を抑える薬、皮脂分泌を抑える薬、さらにホルモンのバランスを整える薬などが処方されます。
塗り薬は、菌の繁殖を抑える薬や炎症をやわらげる薬、毛穴のつまりを改善する薬など。
診察を受けた本人に合うものが処方されています。
同じようなニキビケアだからと、むやみに使用しないようにしましょう。
乾燥肌におすすめなニキビ用スキンケア5選
最近はたくさんのスキンケア用品が販売されていますから
どれを使ったいいのか迷いますよね。
ネット通販限定商品なども豊富なので、ますます選ぶのに苦労しそうです。
そこで、乾燥肌のニキビで悩むあなたに使ってほしい
化粧水を選んでみました。
※化粧水を選んだポイント
・高保湿成分が含まれているか
・ニキビに有効な成分が入っているか
・添加物は入っていないか
これらのポイントを考えて5つの化粧水を選んでいます。
迷った時の参考にしていただければと思います。
クレイローション(ビーグレン)

ネット通販では有名な「ビーグレン」。
優しく癒してくれる薬用化粧水です。
「グリチルリチン酸ジカリウム」(抗炎症作用)がニキビや肌荒れから守ってくれます。
また、天然クレイやヒアルロン酸Na(保湿効果)が潤いを与えて
外部の刺激からお肌を守ってくれます。
さらに、水分と皮脂のバランスを整え、ニキビができにくいお肌へ導きます。
とろみ感のあるテクスチャーは、まろやかにお肌に馴染みます。
ただ、ビーグレンはちょっと高価なので
まずはトライアルセットを試してみるといいでしょう。
「洗顔料・クレイローション・美容液・クリーム」の4点が入っています。
価格:3,996円(税込)/120mL
●有効成分:グリチルリチン酸ジカリウム
●その他の成分:精製水・ヒアルロン酸ナトリウム液・濃グリセリン・
ソルビット液・納豆エキス・オウゴンエキス・ベントナイト・
カモミラエキス(1)・イリス根エキス・
クインスシードエキス・グリセリン脂肪酸エステル・
1,2-ヘキサンジオール1,2-オクタンジオール混合物・ソルビン酸カリウム
ノブ ACフェイスローション

NOV(ノブ)のスキンケアは敏感肌や乾燥肌など
お肌が弱っている人へ特化したシリーズとして人気です。
ACシリーズは潤いバランスを整えるニキビ用スキンケアです。
オイルフリーだというのもうれしいですね。
アラントイン(抗炎症)、リピジュア(保湿)などを配合し
炎症をケアしながら乾燥しにくいお肌へ整えてくれます。
このACシリーズもお得なトライアルセットがあります。
「メイク落とし・洗顔料・化粧水・保湿ジェル・保湿クリーム」の5点、
1週間分お試しができますよ。
価格:2,376円(税込)/120mL
●有効成分:感光素201号、アラントイン、塩酸ピリドキシン
●その他の成分:水・DPG・BG・ベタイン・ジグリセリン、
ビタミンE、グリコール酸、dl-α-トコフェロール
2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩・
2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・
メタクリル酸ブチル共重合体液・リボフラビン・
DL-PCA・Na液、トレハロース・ヒドロキシエチルセルロース、
ポリオキシエチレンフィトステロール・メチルパラベン
薬用クリアローション(オルビス)
オルビスも人気のブランドで、オルビスのスキンケアは肌科学に基づいて研究されています。
乾燥して繰り返してできるニキビに悩むお肌には
クリアシリーズがおすすめです。
お肌のコンディションを整えてくれる紫根エキスや
有効成分のグリチルリチン酸ジカリウム、さらに
乾燥ストレスから守ってくれるコラーゲン・トリペプチド Fなどが配合されています。
オイルフリーで無香料、無着色なので刺激もありません。
揺らぎやすい乾燥肌を潤いのあるお肌へ導いてくれます。
しっとりタイプとさっぱりタイプがあります。
乾燥肌のあなたはしっとりタイプを選びましょう。
価格:ボトル入り 1,620円
つめかえ用 1,404円
●有効成分:グリチルリチン酸2K
●その他の成分:水・エタノール・BG・グリセリン・ソルビット液、
POE(24)POP(24)グリセリルエーテル、
シコニン・ヨクイニンエキス・コラーゲン
トリペプチド F・ローズマリーエキス・キサンタンガム
クエン酸Na・クエン酸
ジエチレントリアミン5酢酸5Na液
フェノキシエタノール・メチルパラベン
無添加FDRアクネケア(ファンケル)

お肌のバリア機能を高め、
ニキビのできにくい肌に整える薬用アクネケア化粧液。
ファンケルはCMや雑誌でもよく目にしますし、知名度が高いブランドですね。
アクネケアも好評のようです。
3つの漢植物エキスがバリア機能を高めてくれます。
そして抗炎症作用をもつグリチルリチン酸2Kが配合。
お肌に負担になる成分は入っていませんから
お肌がピリピリしたり乾燥したりすることはありません。
化粧水とジェル乳液のトライアルセットもあります。
今なら美容液や洗顔クリームなどもついていますから
お得なうちに試してみるといいですよ。
価格:1,620円 /30mL
●有効成分:グリチルリチン酸2K
その他の成分:精製水・BG・濃グリセリン・ペンチレングリコール・シャクヤクエキス
トウニンエキス・シソエキス-1・モクツウ抽出液・プルーン酵素分解物
ゼニアオイエキス・フィトステロール・大豆リン脂質
天然ビタミンE・ベタイン・ラフィノース水和物
グリコシルトレハロース・水添デンプン分解物混合溶液
ジグリセリン・DPG・メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・
メタクリル酸ブチル共重合体液・グリセリンエチルヘキシルエーテル
メントール・クエン酸・クエン酸Na
天然セラミド配合化粧水 セラミド150(セライフ)

Celife(セライフ)はセラミドやフラーレンを得意とするブランドです。
「セラミド」は保湿効果が優れている成分。
天然セラミド配合化粧水は、浸透しやすくなるように、
セラミドをナノ化しています。
そのセラミドだけではなく、コラーゲンやヒアルロン酸を配合し
さらに抗炎症成分のグリチルリチン酸2Kを含んでいるので
ニキビ予防もバッチリですね。
●価格:1,944円(税込)/150mL
全成分:水、BG、グリセリン、ペチレングリコール、PEG-20、
セレブロシド、ヒアルロン酸Na、コンドロイチン硫酸Na、
加水分解コラーゲン、グリチルリチン酸2K、グリセリルグルコシド、
アラントイン、キサンタンガム、フェノキシエタノール
まとめ

乾燥肌のニキビについて、原因やスキンケアについてお伝えしてきました。
思春期のニキビと違って繰り返し起こりやすい大人ニキビですが、諦めずに丁寧にケアを続けていきましょう。
そして、どれを使ったらいいのか迷ったら、
ご紹介した「乾燥肌のニキビに効果が期待できる化粧水」を試してみてくださいね。
・クレンジングや洗顔は刺激を与えず優しく
・徹底的に保湿をしてバリア機能を強化
・生活習慣の見直しを
・ニキビには触らない
———————————-
参考文献:皮膚科医 吉木伸子著「美肌をつくるスキンケア基本ルール」
参考サイト:ロート製薬「ニキビの正しい知識」
美的.com「ニキビの原因を徹底解説」